初対面の人との会話は緊張しますよね。
そんな時、あなたは「何を話せば好印象を持ってもらえるのかな?」、と不安になってしまうことはありませんか。
最初の会話は、あなたのイメージを固定してしまいかねません。
実は、会話の内容よりも伝え方の印象のほうが、人間関係づくりに影響を与えてしまいます。
「無表情でボソボソと話す人」よりも、「笑顔でソフトな声で話す人」のほうが好感度は高いですよね。
「何を話すか」よりも「どう話すか」で、あなたの印象が決まってしまいます。
この記事では、「第一印象で得をする話し方」について考えてみます。
「声のトーン・表情・姿勢・話すスピード」などの非言語コミュニケーションのコツをお伝えします。
声のトーンは少し明るめ、がちょうどいい!
声のトーンは、あなたの印象を瞬時に決めてしまいます。
暗すぎると、「怒ってるのかな?」、「自信なさそうだな~」と思われてしまいます。
逆に明るすぎると不自然に思われることもあります。
目安は、「普段より少しトーンを上げて、ややゆっくりと」話してみましょう。
たとえば電話でも、声のトーンが明るい人には安心感がありますよね。
同じように、「話し始めは明るい声で!」を意識すると印象は違ってきます。
録音して、自分の声を聞いてみるのがおすすめです。
スマホのレコーダー機能だと気軽に確認できます。
最初は何となく気恥ずかしいかも知れませんが、話し方の癖に気づくきっかけになります。
表情は目と頬を動かす意識で!
「笑顔でいきましょう!」と言われることがありますが、意外と笑顔を作るのは難しいですね。
口元だけが笑ってしまいます。
会話の時、自然でいつもニコニコ顔で接する人には親しみを感じます。
本当に感じの良い笑顔は、目と頬が動く笑顔なのです。
目尻が少し下がって、頬が少し上がれば、自然で親しみが生まれます。
口角を上げるだけで声のトーンも自然に明るくなります。
表情と言葉は連動しています。
話し相手に安心してもらおう、という気持ちで表情を作るのが自然で一番の近道です。
自信がある人は背筋が伸びていて信頼されます
初対面で会話を始めるとき、相手の目に入るのはまず姿勢です。
背中が丸まっていたり、視線が落ちていたりすると、「この人自信がないのかな?」と思われてしまいます。
逆に、背筋が伸びて姿勢が良い人は、「しっかりしていそう」、「話しかけやすい」という印象を与えます。
・椅子に座った時は背中がまっすぐになっているか確認しましょう
・肩が内側に入りすぎていないか確認しましょう
・あごを引いて目線は相手の目の高さに合わせるようにします
自然にまっすぐ立つ、座るだけで好印象を与えます。
無理に堂々と見せる必要などありません。
話すスピードはゆっくり、区切って、安心感をもってもらえるように
相手に伝いたいことが多すぎて、つい早口になってしまった経験はありませんか。
話し相手は、一度にたくさんのことを伝えられても、混乱してしまいます。
内容も大事ですが、「話すテンポと間」が大事
実際に「伝わる話し方」について意識することは次の3点です。
・一文を短く区切るようにします
・一文を話し終えた後、少し間をとります
・相手の反応を見ながら、次の話に勧めます
この3点だけで、「話しやすさ」、「聞きやすさ」は格段にアップします。
特に緊張する場面では、「ゆっくり話す」ことを忘れなければ、落ち着いた印象の空気に変わります。大事なことがしっかりと伝わります。
話している本人も落ち着いて、心も整いやすくなりますよ。
話す前から勝負は始まっています
第一印象は、会話の最初の30秒でほぼ決まってしまうのです。
「何を話したか」ではなく「どんな態度で話したか」が、その人の印象が決まってしまいます。
あなたの印象は次の4点を意識すると、「話しやすい人」、「信頼できそうな人」に変わります。
・声のトーンは明るく
・表情は柔らかく
・姿勢はまっすぐ
・話し方はゆっくり、区切って
あなたが「会話は苦手」と感じていたとしても、「話し方を変える」ことはできます。
会話は話し出す前から始まっています。