≪言葉が持っている力≫
新人営業マンの頃、得意先で初めて提案を
提示する機会がありました。
「これは喜んでもらえるはず!」と、自分では
自信満々で臨みました。
期待に反して、まったく理解してもらえず
がっかりした経験があります。
「わかってくれたはず」などと、甘い考え
をもっていると痛い思いをしてしまいます。
自分も含めて多くの人がやりがちなケース
です。お客様に自分の想いを伝えることばか
りを考えてしまった失敗例ですね。
ひょっとしたら、お客様はまだ聴く姿勢にも
なっていなかったかもしれません。
まだ信頼関係が充分ではなかったのですね。
このように、一歩通行のコミュニケーション
では相手に想いは伝わりません。
言葉にすることで、自分の考えを伝え、相手
の考えを知ることになります。
それを重ねることで信頼関係が芽生えてくる
のですね。
プライベートでも会話を重ねて、初めて友情
や愛情が育まれていくものです。
自分の気持ちや考えが100%伝わったら
どんなに素晴らしいことでしょうか。
自分の大好きな人から、愛されている気持ち
が伝わってきたらどんなに素晴らしいことで
しょう。
これらは言葉を使ってコミュニケーションを
とることで、自分の気持ちや考えを伝え、相手
の気持ちや考えを知ることができるのです。
また相手の言葉から、気持ちを理解し共感
することもできるのです。
コミュニケーションにおいて「言葉が持つ力」
の役割は大きいものです。
こうやって考えるとコミュニケーションって
偉大な力を持っているのですね。
人の心をも左右するのですから。
≪伝えたい気持ち≫
あなたは毎日の暮らしの中で、ちゃんと
伝えたいことを伝えられているでしょうか。
言いたいことをきちんと表現できているで
しょうか。
自分の気持ちとは裏腹に、口をついて出てきた
言葉が想いとは違ってしまったことはありま
せんか。
気持ちが整理できていなくて、伝えたいこと
が言葉にならなかった経験はありませんか。
意外と気持ちを言葉にすることは難しいものです。
後になって、
「あの言葉を添えておけば良かったかな」、
「あの表現では誤解されなかっただろうか」、
などと気になることがあるものです。
でも、言葉選びばかりに気を取られている
ようではいけません。
自分の気持ちを疎かにしていると、出てくる
言葉が裏腹なものになってしまいます。
≪自分の想いと意見を伝えるには≫
自分の想いを伝えるには、本当の気持ちを
知ってもらうことが大事です。
そして相手の気持ちも知ることです。
お互い違う人間ですから考えや気持ちに違い
があっても当然です。
それぞれの意見を受け入れて、互いの気持ち
も大切にすることです。
自分も相手も互いに気持ちを受け入れて、
それぞれに意見を正直に伝えることができれ
ば良いですね。
自分の意見を正直に伝えるには少し工夫が
必要です。難しいことではありません。
・ポジティブな表現を使います
否定的な表現では自分の立場だけを強調して
いる印象を与えてしまいます。
相手も不快な気持ちにはなりません。
・自分の意見をしっかり伝えるコツ
主語は「私」で伝えます。
そうすれば自分の気持ちを伝えやすくなり
ますよ。
主語が「あなた」ではうまくいきません。
・素直にお願いをしてみるのもアリです
一方的な表現ではなく、
「○○○していただきたいです」などと
協力を求めるのもコツです。
・意見の違いがあっても互いに歩み寄る
「納期については、一括納入では無理です。
分納で間に合わせることができます!」
などと、歩み寄るのも妙手です。
・正直な気持ちを言葉にします
「わかってもらえて嬉しいです」、
「次の会が楽しみです」、
などなどです。
日常の仕事の場でも、プライベートでもコツ
を身に付ければあなたのコミュニケーション
力はグンとあがります。
意識して取り組めばすぐできるようになります。