テレワークだと通勤時間がなくなり、早寝早起きの必要もなくなります。
自分自身の体内時計のリズムで睡眠起床できるので、寝不足が続いたりすることはありません。
効果の有無は別として、休日の寝だめの必要もありません。
通常の社会生活よりも睡眠時間も確保できているので、健康にとってはメリットと言えるでしょうね。
ただ通常の社会生活リズムに戻った時には、睡眠不足状態になってしまいます。
日常生活での時間のズレが生じてしまいます。
健康にもよくありません。
テレワーク中には気をつけて、夜型にならないよう生活に工夫が必要になってきます。
夜型生活になってしまった!
テレワークでは、翌朝の通勤時間を気にすることはありません。
ついつい夜更かししてしまったり、遅くまで仕事を続けてしまう日が多くなってしまいます。
テレワークでは「会社帰りにちょっと一杯」の心配はありませんが、自宅で飲む人が多くなったようですね。スーパーでのアルコール類の売り上げが増加したとのことですから。
自宅飲酒が過ぎると、それにつれて就寝時間も遅くなってしまいます。
知らず知らずのうちに夜型生活になってしまい、通常の通勤生活に戻る時がきたら一苦労することになります。
運動不足も重なり、メタボ体型になってしまいます。
夜型生活に良いイメージはない?
天気が良い朝の目覚めは気持ちがいいものです。
一日を快適な気分でスタートさせることができます。
良質な睡眠がとれていれば、脳の働きで記憶も整理され頭もスッキリとしています。
ところが、夜型生活タイプの人もいます。
朝、なかなかエンジンがかからず夕方頃から調子が出てくるタイプ。
深夜までかかって仕事を終わらせ、その後も夜更かしをしてしまうタイプ。
私たちの社会は、基本的に朝9時から夕方17時までの活動時間で動いています。
もちろん、シフト勤務、夜勤などで、この時間帯以外で活動している人もいます。
残念ながら、夜型生活は今の社会では夜更かしする人として、マイナスのイメージが強いようです。
朝方体質、夜型体質は変えらないってほんとう?
朝型体質、夜型体質、それぞれの活動と睡眠のリズムは「クロノタイプ」と呼ばれています。
人間には体内時計が備わっています。
その体内時計と生活サイクルの不一致が、健康障害をもたらしているのでは、と推測されています。
この体質は遺伝的影響が50%を占めていて、加齢による影響が少し加わる程度だそうです。
したがって、夜型生活を朝方生活に変えることができても、この夜型の体質は変えられません。
夜型体質の人が無理をして朝型生活にしようとすると、変調をきたす人も少なくありません。
朝が苦手な夜型体質の人はダメ人間?
デキるビジネスパーソンは、一日の始動時刻が早いと言われています。
最近では、仕事開始前に勉強や運動をする「朝活」が評判のようです。
会社で新人の頃、「8時の会」と呼ばれる勉強会が社内でありました。
仕事開始前の勉強会でした。
電話が入る時間でもなく、来客もない時間帯でしたので、大いに役立ちました。
とはいえ朝が苦手な人には、始業前の勉強会参加は少し酷だったのかもしれませんね。
この勉強会はかなりの期間続きました。
朝が苦手な人にとって辛かったとはいえ、徐々に朝型生活に慣れていったようです。
このように夜型体質の人が、朝型生活のリズムに合わせようとするには努力が必要です。
夜型生活は朝型生活に戻すことができる!
人間の体内時計では、暗くなると眠くなるのが自然な姿です。
私たちの身体は、眠っている間に成長ホルモンが分泌されます。
それによって身体のメンテナンスがされ、脳のリフレッシュがされます。
早寝早起きは睡眠の質を向上させます。
朝の目覚めが良くなり、精神的にも安定してきます。
東京での単身赴任生活を経験したことがあります。
都会は24時間動いています。
夜になっても昼間と同じように明るいエリアはいたるところにあります。
夜働く仕事もいくらでもありますし、夜型生活になりやすい環境でもあります。
そんな環境にあると、往々にして夜型生活になってしまいます。
睡眠のリズムは、生活環境の影響を受けやすいものです。
朝起きる時間を決めて、朝の光を浴びるようにするといいですね。
慣れるまでに少し時間がかかりますが、繰り返すと体内時計も朝型に変わっていきます。
昼間効率よく仕事をこなし、夜は安心してぐっすり眠れるようになります。