時代の流れとともに生活様式が変わり、人とのかかわり合いも変わってきました。
生活の拠点である地域社会でもプライバシーが尊重され、向こう三軒両隣という言葉さえ聞かれなくなっています。
戸建て住宅での生活は別として、マンション・高層マンション生活では両隣と上下階二軒と言ったところでしょうか。
かつては、ご近所はもとより町内に住む人たちが、見知らぬ人同士でも気軽に声を掛け合う、そんな光景が日常にみられました。
私たちは、そんな生活の中で自然にコミュニケーション力を身に付けていったものです。
「遠くの親戚より近くの他人」とはうまく言ったもので、住んでいる地域の人たちと頻繁にコミュニケーションをとりながら生活が日常だったのです。
ご近所付き合いがストレス?
社会の進化とともに、多くの人が便利で快適な生活ができるようになrました。
めったに隣近所に住む人の助けを借りることもありません。
マンションなどでは、隣の人の顔を知らないケースも珍しいことではありません。
特に用事が無くても顔を合わせれば気軽に話をする、という光景も見られなくなりました。
近所付き合いは、「面倒くさいもの」、「うっとうしいもの」といったネガティブなものにされつつある理由のひとつです。
都会の住宅事情を考えれば、戸建て住宅であろうとマンションであろうと、高額になってしまいます。
夢のマイホームを手に入れても、ローン返済のためには夫婦ともども仕事を続ける必要があります。
最近では、女性の社会進出はめざましいものです。
女性誰でもキャリアアップを実現するため、仕事を優先し働き続ける人が多くなっています。
かつてのように、地域社会での交流に心を砕く時間も少なくなっているのです。
ご近所付き合いは低下傾向?
とはいえ、家庭を持ち子供ができると地域とのつながりがなくては生活しにくい場面もでてきます。
近所同士で仲良くやっていれば、困った時など助け合うこともできます。
特に最近は自然災害が多発しています。
災害時はどこへ行けばいいのか、有益な地域情報も共有できます。
ふだんからコミュニケーションをとっていれば、何かとスムーズにいくことも多いでしょう。
高齢化社会が進行中の現代では、一人暮らしの老人も増えていくでしょう。
ひとり暮らしの人が病気になったり、近所で事故があったりした場合、助け合うこともできます。
ご近所付き合いはたいへんではありません
ご近所付き合いはそんなにたいへんなものではありません。
たしかに仕事から解放されて、帰ってきてまで気を遣いたくはありませんよね。
余計な人間関係は作りたくないですよね。
でも、得意先や上司とのストレスが溜るようなコミュニケーションではありませんから。
無理してご近所の人とコミュニケーションをとる必要はありません。
ただメリットも多くありますので、気持ちを切り替えてご近所の人との気軽な付き合いも捨てたものでもありませんよ。
ご近所との付き合い方
ご近所との付き合いは得意だち思う人は多くありません。
ご近所付き合いは必要だと考えていますが、「挨拶程度の付き合いを」と考える人が多いようです。
気心が知れた友達が一人できるだけで十分ですよ。
地域コミュニティはあなたにとって多くの恩恵をもたらしてくれます。
地域社会とのある程度の付き合いがあれば、役に立つ生活情報を入手できます。
最初は煩わしいと感じるでしょうが、自分の新しい世界を見つけだす機会になるかもしれません。
コメント