あなたは誰かと会話をしている時、
こんな経験はありませんか。
・この人といると心地が良くて何でも話す
ことができる
・この人といると誰にも話せなかった悩みや
恥ずかしい話ができる
・この人といると励まされ心が癒される
・この人といると自分が認められた気がする
イライラしている時やストレスを抱えている時、
自分の話をしっかり聞いてくれる人がいれば、
「よし、これからも頑張ろう」と自分を勇気
づけることができますよね。
このような人は、かなりの≪聞き上手≫な人です。
きっと、仕事、友人、恋愛、さまざまな場面
でもより良い人間関係を築いている人だと
勝手に想像してしまいます。
私はずっと営業職を続けています。
営業職にとって、必要なスキルはたくさん
あります。
中でも重要なスキルはコミュニケーション力
です。
お客様との信頼関係はコミュニケーション
から作られます。
お客様の声を聞く心構えがないと、
お客様のニーズはつかめません。
恋愛の場面でもそうでしょう。
聞き上手な人は、相手のことに興味をもち、
大切な人だと思って接します。
相手はあなたに好感を持つようになり、
心を開いてくれます。
又あなたと会って、話を聞いてほしいと
思うようになります。
人は自分のことを尊重してくれる人に対して、
・信頼できる
・好感がもてる
・とても話しやすい
・また話を聞いて欲しい
などのことを感じます。
このように、聞く力はあなたの好感度を
上げてくれます。
最近テレビのスイッチを入れると、
バラエティ番組を多く見かけます。
話術巧みな芸人さんたちが、面白おかしく
番組を進行させています。
そういえば子供の頃、クラスでの人気者は
よくおしゃべりする子でしたよね。
社会人ともなると、子供の頃のような
おしゃべりな人だけが注目を浴びることは
ありません。
営業マンとして外回りをするようになって
気づくのですが、一方的にしゃべるだけでは
営業成績は上がりません。
元気だけが取り柄だった私が、壁に突き当た
るまでに時間はかかりませんでした。
同時に、異性にモテたこともありませんでした。
人の話をじっくり聞こうとはしなかったから
でしょう。
同期の友人から、「雄弁は銀なり」と言われ
たことを今でも思い出します。
コミュニケーションは、
「伝える力」と「聞く力」で成り立ちます。
「伝える力」だけでは、
『良質なコミュニケーション』には
なり得ないのですね。
仕事柄、多くの人と出会います。
ベンチャー企業の経営者と会話する機会も
多くあります。
若くてバイタリティがあって、
アイディア満載の人たちばかりです。
なかなかの個性派が多く、実に雄弁です。
有無を言わさず、グイグイ部下を引っ張って
いくタイプです。
こんな経営者の下では人材が育ちにくい
のでは、と勝手に思ったりします。
大きなお世話ですよね。
でも、松下幸之助さんの数ある名言の中に、
こんな教えがあります。
「自由な意志、自主的な責任において仕事を
する時、人は一番よく育つ。
そのためには上司は部下の言葉に耳を傾け、
できるだけその意見を用いることが大切。」
(人事万華鏡 耳を傾けるより)
より良い人間関係を築くこと、学ぶことや
仕事力を向上させること、これらには聞く力
が必要になってきます。
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