人は窮地に立たされて人間力を学ぶ

は誰しも、仕事やプライベートで窮地に
立たされることがあります。

このまま前に進んで良いものか、
撤退するべきものなのか、
一旦は退避して対策を練り直すべきか、
悩ましい決断を迫られる時があるものです。

その窮地をどう切り抜けるか、
その人の器量が問われる時です。

世の中は、順風満帆に人生を過ごしてきた
人ばかりではありません。

厳しく辛い経験をしてきた人もいます。

私の周りにも、窮地を乗り越えて頑張って
いる人たちがいます。

その人たちは、意外にも自分が経験した辛い
出来事をさらりと話してくれました。

「この辛い経験をして今の自分がある」と
考えているからこそ、オープンに話せる
のでしょうね。

私が勝手に、「事業の師匠」だと思っている
人がいます。

同じ業界で勤めていた会社は別でしたが、
時折会っては情報交換をする間柄でした。

その人が起業して数年後、得意先の倒産で
多額の負債を抱えてしまいました。

その危機を、金融機関の支援もあり見事に
乗り切りました。

その金融機関の担当者は、
「あなたなら大丈夫!」と言って支援を
決めてくれたそうです。

本人からその時の心境を聞いたことが
あります。

「すべてのことをやり切った!」の
一言でした。

窮地に立たされた時、多くの事を学んだ
ようです。

なかには早々と手を引いた仕入先もあった、
とのこと。

その時の悟りにも似た心境が、
その後のプラスに転じた力に変化したのでは
ないでしょうか。

現在では後継者も育ち、事業は順調に
成長しています。

自分の力が及ばなくなってしまった局面で、
何よりもこれまで築いてきた人間関係が
窮地を救ってくれたケースです。

人間力が窮地から脱出させてくれた、と
考えても良いでしょう。

もちろん、いつも明るく裏表のない
人柄だから、応援してくれる人が現れたのだ
と思います。

は窮地に立たされた時、
どうしてもネガティブな想いにかられて
しまいます。

営業職に就いて、そろそろ中堅と言われた
頃の私の経験です。

かなりまとまった金額の案件が飛び込んで
きました。
かなり無理がある納期での打診です。

おまけに自社工場だけでなく、
外注先工場にも他の部品を依頼しなければ
ならないものでした。

営業担当としては、かなりリスクを抱え込む
案件でした。

上司に相談をすると、
「売り上げが厳しい時だからやろう!」
とのこと。

さらに「チーム挙げてサポートするから!」
との心強い回答でした。

なんとか納期をクリアして最初の納品を
終えた直後のことです。

「不具合があって使えない!」との
クレームでした。

自社品と外注品との組み合わせ時に発生する
不具合でした。

急ぎ自社製品、外注品を調べたのですが共に
形状、寸法に問題はなく検査合格品です。

原因が解らぬまま数日が過ぎましたが、当然
のことながら得意先からは督促の電話ばかり。

その後、相談相手の技術者からいただいた
解説で、不具合解消の目途がたちました。

得意先、エンドユーザーからの了承を
とりつけ、外注品の一部設計変更で問題は
解決しました。

後は遅れた納期を取り戻すだけです。
得意先の営業担当者、資材担当者からの応援
もあり、何とか乗り切ることができました。

トラブル解消までには、約6か月間を
要しました。

上層部からは、
「こんな大きなトラブルは初めて!」
とまで言われる始末でした。

のその時の感覚は、
「やるべきことをやる」だけでした。

得意先の責任者からは「逃げるなよ!」と
言われましたが、自分の頭の中ではクレーム
から逃げる選択肢はありませんでした。

今振り返って考えてみれば、
「あの時、技術的助言をくれた技術者が
いなかったら」、

「得意先担当者の応援がなかったら」、

「チームメンバーのサポートがなかったら」
どうなったことか。

後先を考えずに、その時やるべきことに集中
できた環境にいたから、乗り越えることが
できたのだと感謝しています。

この一件が契機となり、得意先とは以前にも
増してお付き合いが深まり、重要な取引先と
なりました。

ただ、このクレームが原因で昇進が見送りに
なったオチがつきましたが・・・・・

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